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January 18, 2014

2014.2.8~11

菅原一剛写真展『TSUGARU』青森銀行記念館にて開催


2014年2月8日(土)から11日(火)まで、青森銀行記念館にて菅原一剛写真展『TSUGARU』が開催されます。

青森銀行記念館は国の重要文化財に指定されている旧第五十九銀行本店で、斜陽館を設計した堀江佐吉による建造物。その2階にて特別に開催される運びとなりました。

今回の展示は世界初となる"白色"のみでプリントされた1メートル以上の大型サイズの「ホワイトプリント」と、湿板写真の技法を用いたガラスにプリントされた大型「グラスプリント」による幻想的で神秘的な作品群となります。

歴史ある建物の中で、雪降る弘前にて開催される今回の「TSUGARU」展。また、この写真展期間には、みちのく5大雪まつりのひとつ弘前城雪燈籠まつりが開催されています。ぜひ観光をしながら、写真展を見に来てください!!


菅原一剛写真展「TSUGARU」

会期:2014年2月8日(土)から11日(火・祝)
時間:9:30~18:00
会場:青森銀行記念館
住所:青森県弘前市元長町26
入場料:無料
問い合わせ:菅原一剛写真展実行委員会事務局(0172-35-1474)


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津軽    菅原 一剛

津軽地方は、本州最北津軽半島を中心としたエリアです。
"津軽"と言えば雪景色というほどに、冬は雪深い場所でもあります。
しかし、津軽はただの雪国ではありません。
たとえば、数多くの縄文遺跡が見つかっているように
日本の中においても古い歴史を持っています。
古代から多くの他文化と触れる機会に恵まれたこともあってか、
独特の美しい文化が、今でも日常の中に根付いています。
そんな津軽という土地の中に他のどの地にもない、
独特の日本的な美学を感じることが出来ます。
そして、その印象はとても"あたたかい"。
それはどこか、地吹雪の中で突然現れる太陽の光に感じる
あの"あたたかさ"に、似ているような。
そんな光を追い求めて、何度も何度も、
ぼくは、地吹雪の中で撮影を繰り返しています。
出来上がった写真は、雪景色ゆえ"白い写真"ではあるのですが、
その中より、"あたたかさ"を感じてもらえたらと思います。
そして今となっては、ぼくにとって津軽というところは、
そこに暮らす人々を含めて、
何よりもとても"あたたかいところ"だと感じています。
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