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January 24, 2011

2011.2.2〜2.7

東北大学にて菅原一剛写真展「DUST MY BROOM」開催



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2011年2月2日(水)から2月7日(月)まで、東北大学にて菅原一剛写真展「DUST MY BROOM」が開催されます。これは、東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座青南商事の共同研究プロジェクトの設立を記念して開催される写真展で、2月6日(日)には東北大学准教授劉庭秀氏、青南商事代表安東元吉氏と菅原の3人による「DUST MY BROOM」をめぐるトーク&ディスカッションも行われます。

会期:2011年2月2日(水)~2月7日(月)
時間:10:00~17:00
会場:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール 2階会議室
住所:宮城県仙台市青葉区川内40 
入場料等:入場無料
主催:東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座/株式会社青南商事
後援;駐仙台大韓民国総領事館/河北新報社/TBC東北放送/仙台放送/ミヤギテレビ/KHB東日本放送
協力:strawberry pictures inc. /ソフトバンククリエイティブ株式会社/アシアナ航空株式会社仙台支店
問い合わせ:菅原一剛写真展「DUST MY BROOM」事務局 ℡017-776-4351(青森博報堂)

「DUST MY BROOM」をめぐるトーク&ディスカッション
会期:2011年2月6日(日)
時間:14:00~15:30
会場:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール 2階会議室
入場料等:入場無料
出演:菅原 一剛(写真家)、劉 庭秀(東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座准教授)、安東 元吉(株式会社青南商事代表取締役)


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DUST MY BROOMについて

テ レビや自動車、空き缶や紙くずなど、ゴミとして回収された膨大なモノたち。身の回りに存在した記憶もろとも、ゴミは徹底した粉砕と手作業による分別処理を 経て、そのほとんどが「資源」として再生します。撮影は青森県弘前の青南商事(撮影協力)で行なわれ、6年が経過した現在でも進行中です。
写真展のタイトル『DUST MY BROOM』は、スライドギターの名手、エルモア・ジェイムスの代表曲です。本来は「ほうきの埃を払う」という意味ですが、ブルーズの中では、さまざまなシーンで「やり直す」ことの比喩として歌われています。

「青森県弘前にあるリサイクル工場・青南商事の本社を初めて訪れた時、そこで目にしたのは、とてつもなく大きなゴミの山でした。はじめはその質量に、ただ ただ圧倒されましたが、やがてその大きなゴミの山は、実はぼくたちの身の回りにあったものがほとんどであることに気が付きました。本来なら、こんなにもた くさんのゴミを生み出して日々の生活を送っていることに問題意識を持つべきかもしれません。しかし、ぼくは不謹慎にもその姿に"かっこいい"とか"うつく しい"と感じていました。そのことに若干ためらいながらも、それを大きく上回る好奇心とともに、そんなゴミの山を夢中になって撮影しました。」(菅原一 剛)

膨大なゴミの存在に、私たちは当事者として関わっていて、常に解決したいと感じています。ゴミは発生せずにすんでいたモノかもしれず、できることなら自ら の手で再生したり、あるいは適切なかたちで自然に戻したいと望むからでしょう。しかし、いまやゴミは完全に個人の手を離れ、普段は目にすることのないリサ イクル工場の内部に取り込まれていきます。その"ゴミ箱の向こう側"で起きている光景を見るとき、私たちは不思議な爽快感と美しさを感じることになりま す。

「ゴミは過去の時間の中に葬り去られ、捨てられたものたちではあるのですが、そこに思いとともに工夫を重ねることで新しいものが生まれることを知りまし た。だからこそぼくは、きっとこれからも、"DUST MY BROOM"の中から、たくさんの新たに再生する力を発見できるのではないかと楽しみにして いるのです。」(菅原一剛)

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国立大学法人東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座
株式会社青南商事共同研究プロジェクトについて

国立大学法人東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座―株式会社青南商事共同研究プロジェクトについて 国立大学法人東北大学大学院国際文化研究科国際環境システム論講座と株式会社青南商事はリサイクルに関する共同研究プロジェクトをスタートします。

青南商事は東北全県に工場を持ち、自動車、金属スクラップ、容器包装廃棄物をはじめとして多様な廃棄物のリサイクルを最先端の技術で行っているリサイクル企業です。
特に廃自動車のリサイクルでは東北で発生する廃自動車の約65%をリサイクルしています。

共同研究プロジェクトでは、青南商事のもつ様々なリサイクルプロセスにおける環境影響及び経済性評価を実施し、各リサイクル工程の改善、環境ビジネスモデ ルの見直し、環境影響、経済性の数値化、リサイクルを通した社会貢献モデルの提案などリサイクルに関する様々な分野の研究に取り組んでいきます。
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